テレワークガジェットを色々試しているA-Tです。今回はすでに多くのレビューが上がっているので今更感はハンパないですが、Anker PowerConf H700です。
Zoomミーティングでレコーディングした音声もありますので、参考になればと思います。
webカメラはAnkerで統一
現在2台のPCにwebカメラをそれぞれ繋げていますが、これがとても快適です。
良かったら現在使用しているwebカメラのレビュー記事ものぞいてみてください。
開封、内容物
小さめのヘッドセットですが、意外と箱は大きめです。
箱を開けるとキャリングケースに入った状態でお出迎えです。ケースがあるから箱も大きかったんですね。
ケースはセミハードで、カバンに入れてもつぶれることはなさそうです。
右下には充電スタンドが隠れていました。
ケースを開けると、こんな感じ。
付属品を収納できる場所も確保されているので、持ち運びも想定していることが分かります。
付属品
付属品はとてもシンプル。充電スタンド、説明書以外は充電用ケーブル、Bluetooth USBアダプタ、アダプタ変換コネクタ(type-C用)の3つだけです。
充電スタンド
充電スタンドを組み立てて本体を載せてみました。
背面にtype-Cのコネクタがあり、接続されると前面下部が青に光りました。
充電スタンドはメチャクチャ軽量で、「倒れやすくないか?」と思いましたが、ヘッドセット自体も軽量なため、使用していて倒れることはありませんでした。
本体を見ていく
ヘッドバンドのパッド、イヤーパッドはとても柔らかい合皮です。
スライダーの長さも十分でほとんどの方に対応できるのでないでしょうか。
ボタン類
ボタン類は右に2つ、左に1つ。あと、左ハウジングにダイヤル式のボタンがあります。
上のボタンがマイクミュート。長押しすることで音声アシスタントの呼び出しもできます。
マイクミュートに関しては、フリップ式のマイクでマイクを跳ね上げることでミュートにできるので「いらなくね?」って思っちゃいました。
下は電源ボタン。長押しでON/OFFできます。
左側のボタンはアクティブノイズキャンセリングのボタンです。
押すごとに、”ANC⇒OFF⇒外音取り込み”に切り替わります。
左ハウジングにはダイアル式のボタンがあります。ボリューム調整や再生/停止が出来ます。
回転ボタンの機能はマニュアルから引用です。スマホと接続して各種操作をしてみましたが、ボリューム調整が操作しにくかったです。
反応も悪く、細かくボリューム調整が出来ませんでした。
使用感
オンライン会議での使用、ANCの状態で音楽を流したりしてみました。
オンライン会議では、普段ヘッドセットを使用していないので、社内の人からはどうしたの?と聞かれまてしまいました(笑)
付け心地
重量184gとあって、非常に軽い。側圧も弱め、かつヘッドバンドのパッドやイヤーパッドの柔らかさもあって、これは長時間付けていても苦にならないと思います。
実際に3時間ほどの会議でずっと付けてみましたが大丈夫でした。
操作性
ボタンの位置さえ覚えてしまえば問題なく使用できます。
マイクミュートボタンの時にも書きましたが、ミュートボタンは使いませんでした。基本、マイクミュートはマイクを跳ね上げてミュートしてました。
回転ボタンは最初こそ「どっちがボリュームUP?」って感じでしたが、10分も使っていれば慣れてしまいました。
ノイズキャンセル、外音取り込み機能
ソニーやBOSEを比べると見劣りはしますが、自宅、オフィスで使用するなら十分です。
外音取り込みも割と自然で、ヘッドセットを外さなくても問題なく会話できました。
音質
肝心の音質です。
マイク音質は十分すぎるくらいの音質です。Zoomミーティングでレコーディングしましたので、聞いてみてください。
スマートフォンとBluetooth接続して、Amazon musicを聴いてみました。24bit/48KHzで再生することが出来ました。
ヘッドホンとしての音質は弱ドンシャリですが、音は丸い印象、”耳疲れしない”音質です。解像度が高過ぎず、音楽を流してもBGMとして楽しめました。
気になったところとしては、無音状態から再生すると最初の部分が再生されないことがありました。
PC版Amazon Musicでも同様のサンプリングレートで再生できました。
専用ソフトウェア/アプリ
PC用のソフトウェアとスマートフォン用アプリのAnkerWorkがあり、アップデートを行うにはスマートフォン用アプリが必要です。
スマートフォン版でしかアップデートできないので、これはPC版でも出来るようにしてもらいところです。
ソフトウェア、アプリでできること
結構いろんなことが設定できるな、という印象でした。機能の割り当てはできませんが、様々な機能のON/OFFが切り替えられるので自分の環境に合わせてカスタマイズできます。
自動再生と自動一時停止の機能が良かったです。
サイドトーンやLEDの設定もできる。
本体では設定できない項目として、ノイズキャンセルの強さが調整できます。
イコライザー機能もありますが、PC版ではカスタムEQを作ることが出来ません。
スマートフォン用アプリではカスタムEQを作成できるので、こちらで好みのイコライザーを設定できます。
ボイスメモ機能
購入するまで知りませんでしたが、ヘッドセットを使ったボイスメモを取る機能も付いていました。
単純なボイスメモ、Zoomなどオンライン会議ツールを介した会議メモを取ることができます。
まとめ
数日使用して、テレワーク全振りのヘッドセットだと感じました。
軽くて装着感も良いですし、スマートフォンで音楽を聞きながらの作業、ANCを使って集中作業、そのままオンライン会議にも参加など、テレワークでやりたいことが詰まったヘッドセットです。
バッテリーについては、満充電の状態でノイズキャンセリングモード時は最大21時間、通常時は最大24時間の通話が可能。丸1日使用しても充電が切れることがありませんし、仕事終わりに充電スタンドで充電すれば翌日も1日中使えます。
最後に良い点と、いまいちな点をまとめておきます。
良い点
- 軽い、装着感良く長時間付けていられる
- 2台のマルチポイント接続できる
- ANC、外音取り込み機能は必要にして十分
- マイク音質はオンライン会議で使用するにはとても良い
- マイク跳ね上げでミュートできるので快適
- キャリングケースで持ち運べる
一方で、
いまいちな点
- Bluetoothではなく、2.4GHz接続に対応してほしかった
- アップデートがスマートフォン用アプリからのみ
- 充電スタンドがレシーバーになれば良かった(USBポートを付けてもいいかも)
- 回転ダイヤルのボリューム調整は慣れが必要
いかがでしたでしょうか。いまいちな点も挙げましたが、これだけの機能が詰まって14,980円です。(充電スタンド無しは12,980円)
持ち運びもできるので、どこでも同じ環境で仕事できるのを考えると割安感もあります。
これからもテレワークガジェットを試していきますので、ご期待ください。それではまた!
コメントを残す